燕赤霞妖怪狩り奇談
九尾の妖狐で世間が混乱に陥った。玄天宗兄弟子は弟弟子燕赤霞と妹弟子絳雪を連れて、妖怪を捕まえに行った。苦闘の末、燕赤霞は九尾狐を捕まえて妖丹を取り出したが、絳雪は傷つけられて中毒されてしまった。兄弟子は燕赤霞に绛雪がだんだん半妖になると伝え、七日ごとに、人の心や肝臓を食べないと、痛みが骨までしみて死ぬよりはマシだ。そのため、絳雪を殺しなければならない。しかし実際燕赤霞と絳雪は互いに愛情を生み合ったので、燕赤霞は恋人が殺されたのを見るに忍びないので、絳雪を逃がさせた。そのことを師に知られて、絳雪を殺すように人を遣わした、燕赤霞にも忘情呪いをかけた。往事を忘れた燕赤霞は妖怪狩り師となり、緇衣探偵の夏凌風と手を組んで「失心事件」と「七穴金の蓮事件」を解決したが、思いがけず、二つ事件とも絳雪と関係がある……